4.ぜんそく
喘息は公害喘息を除いてはだいたい遺伝によるもので、ことに隔世遺伝がよく見られます。カビや扁桃腺炎などに併発する場合も多く気候の変わり目や急に寒くなる頃は十分に注意が必要です。次に食べ物やほこり、花粉、香料などのアレルギーがあります。また四日市喘息、川崎喘息などの大気汚染による公害喘息もかつて問題になりました。これらの喘息の発作は厄介なことに夜に起こりやすく、本人はもとより家族全員が寝不足になります。患者は食欲不振で栄養不良に陥りやすく、発作時は見ている方までつらくなります。気管支喘息は、気管支に侵入した異物を押しだそうとして副交感神経が興奮して起こります。カルシウムはこの異常興奮した神経を鎮める働きがあります。この他にカルシウムの効用として炎症を起こしやすい体質の改善効果があげられます。吸収の良いカルシウムを平素から服用し炎症を起こしやすい体質を改善しなければ喘息根治は難しいのです。