12.痔
街を歩くと肛門専門の看板がいたるところで眼につきますが、それだけ悩んでいる人がいるということです。痔核も脱肛も、その原因の一つにカルシウム不足が考えられます。カルシウム不足で組織が脆くなり(炎症傾向)、力学的におしりの静脈が鬱血(血行不良)し、その血液が古くなって栄養を失い(古血)、直腸や肛門部を病変させるのです。いずれにしても雑菌のはけ口ですから軽いからといって放置しておくと大変です。カルシウムで炎症に強い体質を作り、適切な腸管の収縮を促すと同時に繊維質の食物を多く摂るよう心がけましょう。