10.更年期障害
更年期障害は女性の生理が停止する閉経期前後におこる体の変調です。閉経は全ての女性にやってくるものですからそれ自体を気にやむ必要はありませんが、わずらわしい症状が重なるととても大変です。この時期、エストロゲン(卵胞ホルモン)などの女性ホルモン分泌が減ることでホルモンバランスと共に自律神経バランスも乱れ、肩こり、動悸、めまい、不眠症、のぼせ、発汗など原因不明の症状が不規則に併発します。
エストロゲンは腸からのカルシウム吸収を助けるためこの分泌が少なくなれば当然カルシウム吸収も不利になります。つまり更年期の女性はカルシウムについては非常に厳しい立場に立たされているわけで、吸収の良いカルシウムで体を守らなければ、この時期を境に骨の溶解(骨粗鬆症)が急速に進行してしまいます。
ちなみに代表的な更年期障害の症状は
1、入眠不良 2、易覚醒症 3、興奮症 4、神経過敏 5、憂鬱 6、息切れ 7、動悸 8、顔面熱感 9、発汗 10、冷感、11、しびれ感、 12、知覚鈍磨 13、吐き気、めまい 14、疲労感 15、腰痛、肩こり 16、頭痛 17、蟻走感等です。よくよく考えると更年期障害というのはカルシウム不足が密かに進行しているサインかもしれません。